熱中症対策だけじゃダメ?夏におすすめの健康管理方法まとめ
夏本番に向けて、暑さ対策は万全ですか?屋外でも室内でもかかる熱中症の対策や、夏に気をつけたい健康管理方をまとめました。
熱中症には要注意
熱中症とは、高温多湿で風通しが悪い場所で長時間過ごした、直射日光を浴び続けたなどの条件が重なり、体内の温度調整ができなくなって、めまいや吐き気、頭痛、立ちくらみなどの症状が起きることです。そして脱水症状などが進んだりと、命の危険に関わることもあります。
この熱中症は屋外だけで起きる問題ではなく、体育館やお風呂場、リビング、寝室でさえも起こりうることです。
熱中症にかからないために
熱中症にかからないために、室内では温度や湿度を管理し、屋外では日光に当たる時間をなるべく短くしましょう。そして日頃から健康管理をすることで、熱中症にかかりにくくすることができます。
体が疲れているサインを見逃さない
体が疲れていると、熱中症にもかかりやすくなります。胃がもたれる時は、体が疲れている証拠です。また肌があれる時も、血液の巡りが悪いことが関係します。
ビタミンBの多く含まれる食品や、鉄分やカルシウム、マグネシウムの含まれる食品を食べるように意識してみてください。
これらの栄養素はうなぎ、レバー、豚肉、などの動物性食品に多く含まれます。食事では不足しがちだと感じる方は、サプリメントでの栄養補給という手も検討しましょう。
体力をつける
体力がないと、熱中症にかかりやすくなります。運動が大切とはいえ、炎天下でのウォーキングや、高温多湿の室内での運動は控えましょう。
熱中症対策を機に、水中ウォーキングを始めたり、ジムに通いヨガクラスを受けるなどの運動習慣を付けてみてもいいかもしれません。
体内時計を整える
体内時計を整えるには、まず自律神経を整えることが大切です。また、自律神経のバランスが良くなると、体内の温度調整機能が正常になります。
体内時計を整えるためには、朝起きたらまずは朝日をしっかりと浴びることが大切です。この朝日を浴びることこそが、その日の夜の睡眠にも影響します。
そして軽めでも良いので、朝食を含めた3食をきちんと食べ、パン1枚とコーヒーの朝食ではなく、シリアルと野菜ジュースにするなど、朝の栄養補給と考えてみてください。夜は眠る2時間前までには、熱すぎないお風呂に入り、寝る前にスマホを見たりPCを見ることは避けましょう。
水分をしっかりととる
喉が渇いていなくても、意外と汗はかいているものです。こまめに水分を摂るようにしてください。
この時冷たいものばかり飲むのではなく、温かい飲み物を取り入れることが理想的です。
熱中症かなと思ったら
立ちくらみやめまい、吐き気などの熱中症と思われる症状が出たら、すぐに襟元を緩め、熱を逃がすようにしてください。応急処置としては、首の後ろ、脇の下、足の付け根をアイスノンなどで冷やすことです。
また頭痛やフラフラするという時は、水に少量の塩と砂糖を足した飲み物「経口補水液」を補給しましょう。
外出時でも、コンビニなどで経口補水液は売られています。これは体内に水分が効率よく吸収されるように作られているので、脱水症状によく効きます。
暑い日の運動は避ける
軽い運動は体にいいとはいえ、日中の日差しが強い時間や、夕方でも蒸し暑いと感じる時などは運動は控えてください。暑さで体力を消耗しやすいので、注意が必要です。
意外に思われるかもしれませんが、家でストレッチをするだけでも、効果がありますよ。
熱中症以外にも気をつけたいこと
夏に体調を崩す理由は、熱中症だけではありません。
食中毒
オフィスにお弁当を持っていく方は、保冷剤をしっかりと入れ、職場では冷蔵庫の中に入れます。一例ですが、レタスやキュウリ、ヘタつきのプチトマト、ポテトサラダ、チーズなどは傷みやすいです。
上記を含む、水気の多く傷みやすいものは基本的に入れないようにしましょう。
ペットボトル症候群
ペットボトル症候群とは、糖分の多い飲み物を飲み続けることで血糖値が急に上がり、インスリンが低下する急性の糖尿病ことです。
糖分の多い飲み物は、清涼飲料水、炭酸飲料、スポーツ飲料、フルーツジュースなどがあり、夏は特にゴクゴクと勢い良くたくさん飲んでしまう危険があります。ペットボトルは自動販売機で手軽に買えて、大変便利ではありますが、水分補給に何を飲むかに気をつけてみてください。
紫外線には気をつけて
紫外線は肌のシワ・シミの原因となるだけでなく、浴び続けることで、白髪を増やす原因になるといわれています。頭に日焼け止めは付けられないので、帽子をかぶる習慣をつけることが理想的です。
アプリを使って熱中症予防!
熱中症予防に、便利なアプリを使うという方法もあります。例えば、「あなたの街の熱中症予防」や「熱中症ナビ」は使いやすいこともさることながら、無料で利用できるのでオススメです。
ぜひ、利用を検討してみましょう。
おわりに
猛暑・酷暑といわれる夏に、お扇子を携帯するのもいいものですよね。軽くて持ち運びが便利な上、簡単に涼をとることができる優秀な日本文化の1つです。
しっかりと暑さ対策をして、元気に夏を乗り切りましょう。