美容や化粧も治療に効果的(美容に役立つ3つのページ)
医療と美容、あまり関係が無さそうな気がしますが、結構関係があるということが最近知られるようになりました。
例えば前回ご紹介した脱毛を予防するフローズンキャップも美容に関係すると言えます。
乳がんの術後に行う乳房再建を始めとした治療も美容に関係します。
今回はもう少し広げて、女性が普段行う化粧の話です。
化粧と治療成果に関する学術論文や研究データのようなものを見つけることは出来なかったのですが、化粧で元気が出たと言う話は少なくありません。
メンタルと治療成果が関係していることは、まず間違いありません。
そうでなければ、日本中に緩和ケアがあるはずがありません。緩和ケアというのは、決して、末期の患者様が最後に行くところなんかではなく「患者様の精神状態を安定させることで治療成果を高める」治療のことです。
さて、まえがきはこのくらいにして、病気の時に効果的な美容について解説しているサイトをご紹介いたします。
資生堂 ライフクオリティー ビューティーセンター
最初にご紹介するのは、資生堂 ライフクオリティー ビューティーセンターと言うページです。
ここでは、化粧の例を紹介するだけでなく、冊子の配布やセミナーも開催されています。
使われているのが資生堂の化粧品ということにはなりますが、資生堂以外の化粧品でも十分応用が効くと思います。
また、男性を例にした眉毛の書き方も紹介されています。
URL: https://www.shiseidogroup.jp/slqc/salon/appearance.html
キャンサーネットジャパン
次にご紹介するのは、NPO法人キャンサーネットジャパンのページです。
ここでも同様に化粧の仕方を解説しておられますが、全国の外見に関する助成金がある自治体リストがあります。
まだまだ導入している市町村は僅かしかありませんが、もしかしたらお住いの地域が導入しているかもしれませんのでチェックしてみられると良いかと思います。
URL: http://www.cancernet.jp/seikatsu/appearance/
国立がん研究センター中央病院 アピアランス支援センター
最後にご紹介するのは、国立がん研究センターです。
こちらのページでは、化粧の方法などは解説されていないのですけれど、その代わりではありませんが、毎週相談会を行っています。
東京近郊の方しか受けることは出来ませんが、行ける範囲の方はいちど訪問されてはいかがでしょうか。
現在の定期相談会は以下の二つのようです。
(1)コスメティックインフォメーション
毎週火曜日・木曜日13時~、
年齢・性別不問
(2)男性限定の外見相談
第4水曜日13時~
URL: http://www.ncc.go.jp/jp/ncch/division/appearance/
今回は、病気と美容についてご紹介させていただきました。