フコキサンチンとは

フコキサンチンもフコイダンと同じく、コンブやワカメ、モズクなどの褐藻類(かっそうるい)に含まれる成分の名前です。
褐藻類の特徴である、その色の元となっているのがフコキサンチンです。
乾燥重量の0.1%程しか含まれていないばかりでなく、非常に酸化しやすいという特徴を持っています。
酸化させずに抽出するのが困難なことも相まって、フコキサンチンは非常に貴重な成分だと言えます。
フコキサンチンは、1931年にKarrerらによって初めて見出されたと言われているカロテノイドの一種です。
カロテノイドとは、自然界に650種類以上あると言われる、植物だけが作り出すことが出来る色素成分です。
ニンジンに含まれるβカロテンや、トマトに含まれるリコピンなどがカロテノイドの仲間です。

カロテノイドは、植物の中で欠かせない様々な働きを担っています。
例えば、女性が紫外線を気にしてUVケアをするように、植物はカロテノイドを使ってUVケアをしていると書くとわかりやすいでしょうか。
紫外線によって発生する活性酸素を、抗酸化作用によって取り除いているのです。