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髪の毛の寄付(ヘアドネーション)を知っていますか?

このページでも、抗がん剤の副作用による脱毛を取り上げたことがありますが、世の中には様々な病気によって脱毛を余儀なくされることがあります。

大人ですらかなりのショックを受ける人が多くおられるのですから、子供であれば尚更ショックでしょう。
そんな、子どもたちにかつら(ウィッグ)を無償で届けようという取り組みをしている団体があります。

それが、特定非営利活動法人ジャパンヘアドネーション&チャリティーという団体です。

この団体のページから一部抜粋しますと

小児ガンや無毛症、不慮の事故などで頭髪を失った子ども達は、髪が無いことで大きなストレスを抱えています。自分の髪が抜け落ちる過程での精神的ショック、家族で買い物に出かけたり外で遊ぶ、という健康でさえあればごく普通の生活が億劫になったり、学校や公園でもまわりの視線ばかりが気になったり、と…。
また、頭髪問題は復学の際の一番のネックになっているとの報告もあり、病気への誤解や偏見が生じると、その後イジメや引きこもりにも繋がりかねない、非常に繊細な問題を内包していると言えます。もちろんウィッグをつけることで全てが解決するとは思いません。しかし、ウィッグをつけることで、健康な私たちには当然のことである、普通に日常生活をすることができる、気持ちも前向きになり治療にも専念できる、等の良い効果があるのではないかと考えています。

 

今、一般に販売されているウィッグの殆どは成人女性が対象となっている為、医療用ウィッグで、しかも小児用となると、極めて限られた種類のものしか流通しておらず、それも化繊・アクリル製が殆どです。これら人工素材は安価ではありますが、カツラであることが容易に識別できることから、患者本人にとっては本来は楽しみなはずの学校生活への復帰に不安を抱えることになりますし、そのことによるイジメや登校拒否(引きこもり)への発展など、家族にとっても看過できない問題をはらんでいます。
そこで、高価ではあっても自然で元々の自分の髪に限りなく近い「人毛100%のウィッグ(フルオーダー)」にこだわり、しかも無償での提供を前提としました。

では、実際にはどんな髪の毛が良いのでしょうか?

31センチ以上の長さがある

これが一番、大変な条件かもしれません。
もっと短くても使いみちはあり、無駄なく使われるのだそうですが、ある程度の長さがないとウィッグにするのが難しくなります。

よほど傷んでいなければ大丈夫

染めていても、脱色をしていても問題ないそうです。
流石に、軽く引っ張っただけで切れてしまうほどに傷んだ髪の毛は使えません。

年齢も、性別も、国籍も問いません

80歳の方でも、10歳の方でも、白髪でもくせ毛でも構わないそうです。
くせ毛なんかはどうやって加工するのか少々興味があるところですが、長さをクリアしてしまえば後は誰でもOKといえるほどに条件はありません。

どうやって寄付すればいいの?

1.まずは、こちらのページで全国にある、賛同サロンの中からカットをお願いするサロンを選びます。
https://www.jhdac.org/search.html
すべての県に賛同サロンがあります。

2.お願いするサロンが決まったら、連絡をしてみる。

3.ヘアドナーシートを印刷して記入する。
下記のリンクがそのページです。
https://www.jhdac.org/user/media/jhdac/document/hairdonor_sheet.pdf
印刷をして記入をしておくことで、寄付した髪の毛がより早くウィッグに変身します。

印刷が難しい様な場合には、カットをお願いするサロンに相談されると良いかと思います。
きっと、ヘアドナーシートを準備してくれると思います。

4.ヘアドナーシートを持ってサロンへカットしに行く。

※賛同サロン様の中には、髪の毛を寄付することで何らかの特典を用意しておられる場合がありますが、無料で髪の毛が切れると言う話ではありません。
あくまでも、「善意で髪の毛を寄付する」ということですので、御理解の上で寄付をなさってください。

寄付の方法については、こちらのページに詳しく書かれていますので直接ご覧になられても良いでしょう。
https://www.jhdac.org/hairdonation/hair.html

もしも、髪の毛の寄付に興味があるかた、伸ばしていたけどバッサリ切ってイメージチェンジをしてみたいと思っておられる方などおられましたら、いちどお問い合わせをしてみられてはいかがでしょうか。

特定非営利活動法人ジャパンヘアドネーション&チャリティー
https://www.jhdac.org/index.html