フロロタンニンとポリフェノール
フロロタンニンと言っても、ほとんどの方は、聞いたことが無い単語ではないかと思います。
タンニンなら聞いたことがあるのに、と思われた方はかなり良い線を行ってます。
フロロタンニンというのは、褐藻類に特有のタンニンのことで、フロログルシノールと呼ばれる物質が結合して形作られていることから、フロロタンニンと言う呼び方をします。
このタンニンというのは、植物に特有の「渋み成分」のことで、「渋いお茶」「渋柿」「赤ワインの渋み」など、誰もが一度は味わったことがある味の元となっている成分です。
ワカメやコンブにも、この渋み成分が含まれており、フロロタンニンが元となっています。
タンニンの歴史はかなり古く、紀元前3000年には革をなめす為に使われていたと考えられています。
タンニンとは「革をなめす」と言う単語の「tan」がその語源です。
語源が「革をなめす」という意味である様に、タンニンと言う単語はその成り立ちや構造ではなく、性質を元にグループ化したもので、成り立ちや構造を元にした場合には「ポリフェノール」と呼びます。
フロロタンニンと言うのは、フロログルシノールと呼ばれるポリフェノールが結合したもので、単体の場合はフロログルシノール、二つ結合していれば二量体、三つであれば三量体と言った呼び方をすることが出来ます。
それぞれに名前も付けられていますが、弊社の製品に配合されているのは主に三量体である、エコール(Eckol)と呼ばれるものです。
研究も徐々に増えてきて、2000年以降に発表された研究論文は115本と、これからの研究が楽しみな健康成分と言えそうです。