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前立腺がん治療にお肉は厳禁?(気をつけるべき食材)

がんになるとお肉はを食べない方がよいと言う事がよく聞かれます。
確かに、肉を良く食べる食文化を持つエリアとそうでないエリアを比べると大腸がんや、前立腺がんと言った病気にかかりやすい傾向にあります。
日本も随分と昔は、大腸がんや前立腺がんにかかる方は少ないと言われていました。しかし、食文化が変化してくるに従って、大腸がんや前立腺がんの患者様が増加しています。

とは言いましても、お肉は動物性タンパク質の供給源として大切な食材です。
完全に避けるのは決して好ましいとは言えないでしょう。

では、どの程度なら食べても問題は無いのでしょうか。

医薬品などであれば、良くも悪くも反応が早いために因果関係がハッキリしやすい傾向にありますが、食事の影響は長期間にわたって観察しなければならない上に被験者のコントロール(他の因子の排除)が難しいこともあり、これと言った答えが少なく、なかなか悩ましい問題だと思います。

どのような食材をどの程度まで食べても良いのか

世界中で様々な研究がなされているところですが、ハーバード大学では前立腺がんの治療をしておられる患者様を対象にして、肉食(タマゴを含む)が治療にどの程度の影響をもたらすのかを調査しました。

その結果、

○皮付きの鶏肉は避けた方がよい
皮なしの鶏肉の場合は治療に影響は見られませんでした

○タマゴは沢山食べない方がよい
週に4コ以下であれば、治療に影響は見られませんでした

○お肉も沢山食べない方がよい
牛や豚などの肉については、週に300gまでならば、治療に影響は見られませんでした
加工肉は保存料(食塩など)が多く含まれるため、避けた方が良いとありました。

○魚については、量に関わらず治療に影響は見られませんでした

この様なレポートがなされました。

タマゴについては週4個を超えて、豚、牛については週300gを超えて食べる習慣のある方々については、治療の成果が出にくかったのだそうです。

今回の研究は前立腺がんという事で、調査の対象が限定されてはおります。
現在も、世界中でがんと食事について様々な研究が行われていますが、多くは健康な方々が対象となっており、がんを患った方と食事の関係についての研究はあまり多くありません。

その様な中、現在治療を行って居る患者様を対象にした調査は参考になるのではないかと考えましてご報告させて頂きました。